一年越しの再会???~増田屋 ラジコンバス(1955)

中古屋やってるからと言って、全部のものに詳しいわけではホントなくてw
例えば電気製品は簡単にしか動作確認もできず修理もできず

で、詳しくないがゆえに実はもうとっくにプレミア品扱いから外れててとかはよくあるのですけど(おいw)

今回は、別々に保管展示してたものがセットだったという話。

以前から、「うーん、これはなんだろう、、、、調べてもわからない」ととっていたグレーのブリキの四角い入れ物?と青い棒(笑)

ブリキ製で古そうだからというだけの理由で一応それなりのお値段付けて置いていた。古い手づくりカメラか何かかなと思ったりして(笑)


「青い棒」はとにかくわからないけど倉庫に置いてて、便利そうと(笑)すき間に落ちたものを寄せて取るのやら高いところにあるクモの巣をさっととったりするのに使ってました(^^; でも、何だかほんとうにわからなくっていつも「いつか捨てよう」と思っては気が付けばそのまま置いていました。

そして、数か月ばかり前にあるお客さんが、ブリキのグレーの箱?を見てびっくりしてたのです。
これはリモコンで本体が価値があるんだと教えてくれました。
リモコンだけでも一応古いからそれなりに価値はなくはない みたいに仰って下さり(^^; 本体がないから謎のままだなあと思いつつ月日は過ぎました。

でも、ブリキのグレーのがほんと意味不明すぎて
もうわからないなら安くして売ってしまおう
と最近ふと思ったのでした

で、気まぐれに、それでも最後に何かヒントはないかな(値付けし直すにしてもヒントがあれば)ともう一回必死に調べてみました。

やっとリモコンの正体がわかりました。

しかも、本体がないと思っていたのは間違いで、なんと、うちのお店にずっといてたブリキのバスでした。

赤くて前方がおしゃれなので海外ヴィンテージ系かなと思ってました(実際裏面ラベルにUSAとかGERMANYとかあったんで・・・・JAPANも書いてありましたが)がw

更にそこまでわかると後はなだれのように
リモコンのパーツも判明

「あーーーあの棒!!」

そして、揃いました。

箱は当然ありませんが。あと、バスの側のアンテナはありません。

この子たちは、世界で初めてできたリモコン式のバスでした。
増田屋齋藤貿易 (現増田屋コーポレーション)さんが販売していたものです。時代は昭和30年、発売当時もまあまあな高級品だったようです。
そして、ヴィンテージ系と思ってたのは的外れでもなく、この子は海外輸出を目論まれ作られたものだったからでした。確かに調べた完品の箱もあちら向けなデザインでした。

まあなんにせよ、一年以上なんだろうなんだろうとなってて一気にここまでわかるとは(悪く言えば今までここまで何も知らず全部別々で置いてたという(^^; )思わなくてびっくりすっきりまた奇跡だなあ―――と思ったりしました次第です。下手したらアンテナ棄ててなくなってたかもしれないのに(笑)

しかし、【世界初の子】だったとは!!これは意外でした。

これは叩き売ったりできませんね。

ということで、しばらく自慢の我が子扱いで(笑)比較的目立つところにセットとして終結させましたので、よろしくお願いいたします。

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